東大寺
東大寺 への道 〜 奈良公園と鹿 〜
興福寺を一通り鑑賞したので、次は 東大寺 を目指す。
国道169号線を横断すると、奈良国立博物館 が見えてきた。
鹿もお出迎え。奈良感が一気に増してくる。この鹿達は神の遣いとされている。そのためか、横断歩道が赤信号であっても、鹿が渡れば車やバスは普通に止まり、鹿が渡り終えるまで停止していた。
ところどころに鹿せんべいが売られており、150円で1セット買うことができる。
たまたま目の前で購入した人を見ていると… あっという間に鹿に取り囲まれてしまった。


近くに鹿の群が待機している場所で鹿せんべいを買うのは避け、ひっそりとした場所で購入。無事に、鹿に鹿せんべいをあげ、触れ合うことができた。
たまに出くわす子鹿が特に可愛い。こういった子鹿は、たいてい柵の中や公園の端の方に単独でいた。
鹿と人が共存している風景
東大寺 への道 〜 夢風ひろば お昼休憩〜
鹿せんべいを全て鹿にあげた後、さらに進むと、東大寺門前 夢風ひろば という場所に出た。
様々な飲食店や物販店が軒を連ねているようだ。
東大寺門前 夢風ひろば は、奈良公園の中心に位置し、地元奈良をはじめとする飲食・物販13店舗からなる総合的ないこいの施設です。“なら・食と生活文化の発信”をコンセプトに最大級のおもてなしをいたします。
出典元:東大寺門前 夢風ひろば
ちょうどお腹も空いてきたので、ここでお昼休憩とした。

まずは、大和三山(どら焼き)も有名な 天平庵 にて釜飯を食べることにした。
釜飯が頂ける食堂は2階にある。席には英語で書かれた釜飯の注意事項が置いてあった。外国人にも人気なんだろうか。
ほどなくして、釜飯のセットが届いた。が、すぐに食べられるわけではなく、目の前で着火され、ここから釜飯の蒸し工程に入る。
この待ち時間も調味料!空腹を堪えるため念じていると、釜の蓋の間から美味しい香りをまとった湯気が吹き出始めた。たまらない…
15〜20分 程度、この状態で待つ。

さらに待つこと5分。ようやく炊き上がり!良い感じに仕上がっている。
優しい味付けでパクパクと食べることができた。特に、そこの方に固まっているお焦げ部分にお吸い物を合わせて食べると絶品だった。付いてきた奈良漬けも美味い!
釜飯を堪能した次のターゲットは、柿の葉寿司!
柿の葉寿司といえば、塩でしめた鯖や鮭の切り身と酢飯を柿の葉で包んだ奈良の郷土料理で、200年以上の歴史がある。
もともと、奈良には全国でも有数の柿の産地がある。その柿の葉を、貴重なタンパク源である魚の乾燥を防ぐための包みとして活用する方法は、まさに先人の知恵の塊といえる。

というわけで、さっそく柿の葉寿司を求めて夢風ひろばの 中谷本舗へ駆け込み!鯖と鮭の詰め合わせを購入した。
中はこんな感じ。6個入り。
まずは定番の鯖からパクリ!もっちもちのすし飯と味の凝縮された鯖がとても美味しい。
続いて鮭!味の基本構成は鯖と同じだが、鮭のスモーキーな感じがして(気のせいかもしれません)美味しい。
こうして、お腹は満たされた。
東大寺周辺
夢風ひろばを抜けてもう少し歩く。レトロで小粋なお店が軒をつらね、人と鹿でにぎわっている。
しばらく進むと… 見えてきた!今回のメイン目的地、東大寺
まずは、東大寺南大門をくぐり抜ける。高さ約25.5mという大迫力の門は国宝である。
門の両脇には、金剛力士像 が仁王立ちしている。運慶が快慶ら一門を率いて69日間で作り上げたという逸話もあるが、その姿は圧巻だ。
口を開けているのが 阿形(あぎょう)像。
近づくと、その大きさがより伝わってくる。筋肉の隆起、衣が風になびく様子、鬼の形相、全てに目を奪われる。
口を閉じているのが吽形(うんぎょう)像

南大門をくぐり抜け、しばらく歩くと、次に見えてくるのが東大寺 中門。これは、東大寺大仏殿 の正面に建つ楼門で、1716年頃に建立されたと推定されている。
そのためか、ガイドブックなどではあまり取り上げられないが、重要文化財に指定される貴重な建築である。朱色が目立つ外観。
中門内で 東大寺ミュージアム・東大寺大仏殿 のセット入場券を購入し、いざ入場。
まず目に飛び込んでくるのが、大仏殿!
高さ約48m、世界最大級の木造建築物である大仏殿は、遠目で見てもかなり大きく、テンションがとても上がる!大棟の両端には金色の䲭尾が輝いており、快晴の青空のなか一段とはえる。
近づいてみると、こんな感じ
見上げると、屋根裏の木造建築が生き物の背骨のようにも見える。
建物内に入ると、ついに!

正式には、盧舎那仏坐像(るしゃなぶつざぞう)という名前の大仏様。聖武天皇の願いで造立され、天平勝宝4年(752年)に開眼したこの仏像様は、奈良のシンボルとしても親しまれている存在である。

実は大仏殿には、盧舎那仏坐像(るしゃなぶつざぞう)の他に4体の仏像様が納められている。
本尊盧舎那仏に向かって左に虚空蔵菩薩坐像
後ろ左隅に廣目天立像
後ろ右隅に多聞天立像
右に如意輪観音菩薩坐像
こころなしか、大仏様両隣の坐像様は柔和な表情、後ろの天立像様は厳しい表情をしているように見える。
さらに、大仏殿の外には賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)という像が納められている。自分の体の悪い部位と同じ箇所を触ると、その箇所が良くなると言われており、撫仏(なでほとけ)と呼ばれ親しまれている。


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