【理不尽な主張を論破】使えるロジック! 傾向と対策:逸話

グースの部屋

使えるロジックシリーズ

今回は、議論で使うと負ける思考方法で紹介した 02:Anecdote 逸話への対策を論じる。

相手から強引な主張・論理をふっかけられた場合、議論が噛み合わない場合、相手のロジック・思考方法を冷静に素早く分析することが重要だ。相手に勝つには、まず相手を知ることから。

もし、相手のロジックが今から紹介する 逸話 に分類できた場合、その議論にはきっと勝つことができる。本内容の大枠は、下記に掲載している。

【論理的思考力を鍛える】使えるロジック! 議論で負ける思考方法30
使えるロジックシリーズ 今回は、議論で使うと負ける思考方法の概要を30紹介する。 相手か...

 

例:逸話

個人の経験や事情(Anecdote 逸話)を、信頼性の高い・普遍的な・価値のあるものとして訴える

(会社にて)オフィスを活気づけるために、出社時・退社時に挨拶を積極的にすることを推進しようと思う。

私は挨拶されて元気になったことはないし、挨拶でオフィスは活気づかないわ

 

男性Aさんが主題としていることに対し、女性Bさんが反論の根拠として述べていることは、個人の経験・自称のみである。

 

このように、ある主張に対して、その主張自体に論理的に反論するのではなく、個人の経験や事情のみを根拠として列挙し、反論する論法。これが、逸話であり、個人の事柄以外にもちょっとした例え話のみを列挙し、さも普遍的な事のように述べる場合もある。

 

強引な、帰納法ともいえる。

 

帰納法とは、個別的・特殊的な事例から、一般的・普遍的な規則・法則を導き出す論理的推論の方法である。れっきとしたロジックに基づくものだが、これを行うにはデータ数が必要だ。しかし、逸話を使う人の多くは、データ数=1、つまり自分のデータのみで帰納法を強いる傾向にある。

 

この論法を使う人は、往往にして論理の基準を全て自分に置くタイプが多い。逸話では、議論を続けようとしたところで、相手からは個人の経験・事情程度の情報しか出てこないため、議論が噛み合うことはない。さらに、相手が目上の人間である場合、相手の繰り出す逸話を無下に否定することは、結果的に不利益を出すことにも繋がりかねない。

 

では、逸話を受けた場合、どう対処すれば良いのか。。

 

 

対策:逸話

相手の手中にハマる返し

 

 

(会社にて)オフィスを活気づけるために、出社時・退社時に挨拶を積極的にすることを推進しようと思う。

 

 

私は挨拶されて元気になったことはないし、挨拶でオフィスは活気づかないわ

 

 

そんなことはない!僕は人から挨拶されれば元気になるし、挨拶でオフィスは活気付くと思う。

 

 

強引な帰納法、逸話に対し、逸話で反論してしまうと、議論は平行線を辿り、いつまでも決着がつかなくなってしまう。もちろん、自分個人の経験・事情を相手に述べることは重要だ。しかし、逸話返しをしているだけでは、議論は進まないのだ(自分の主張を通せなくなってしまう)。

 

こうならないために、逸話を受けた場合は、こちらの逸話も述べつつ、主張を支える普遍的・科学的な根拠、正当に帰納法を用いるためのデータを提示することが重要だ。そして、相手の論法が逸話であり、誤った帰納法による主張であることを冷静に伝えることが重要である。

 

 

 

私は挨拶されて元気になったことはないし、挨拶でオフィスは活気づかないわ

 

 

僕は人から挨拶されれば元気になるよ。それに、挨拶をするということは、 〜〜の効果をもたらすことが科学的に明らかになっているし、社内のアンケートでも、〜〜%の人が挨拶をすることで元気になったと回答している。

 

このように、主張を支える根拠やデータを提示することで、相手と同じ土俵(逸話のぶつけ合い)には乗らない!ということを明確に伝えることができ、議論を進めることができる。

 

 

それでも、私は挨拶をしたくないわ

 

それでも相手が逸話や個人のみの主張をやめない場合、こちらの主張の目的・対象者etcに立ち返ると良い。もし、主張が相手個人のみに対するものであるならば、相手の逸話が持つ影響力は大きく、相手の経験や感情といったものを汲み取ることも大切だ。

 

しかし、目的・対象者の範囲が広い場合、全体の利益を考えたものである場合、1個人の経験や感情といったものが持つ影響力は下がる(もちろん、道徳的な範囲で)。こうなると、逸話を述べ続けることは、駄々を捏ねる子供とニアリーイコールなのだ。相手のロジックが、帰納法の誤使用であることを伝えると効果的だろう。

 

 

挨拶によって社内全体を活気づけるための議論をしているのであって、あなた自信の感情のみを聞いているのではない。議論する気がないのであれば、ここで話を終わりにしよう

 

逸話を繰り出すだけの人の多くは、まともに議論をする気がない。このような相手と議論を続けても生産的な議論ができるはずはなく、ひたすら議論が噛み合わない状況が続く。そんな相手には、早めに見切りをつけ、生産的な議論ができる別の人を探すのが先決だ。

 

こうして、逸話ばかりを提示してくるタイプの人とはなるべく関わりを持たずに、生産的な議論ができる人を見つけることこそが、自由気ままに生きるための1つのコツと言えると思う。

 

 

ある主張に対して、その主張自体に論理的に反論するのではなく、個人の経験や事情のみを根拠として列挙し、反論する論法が、逸話

 

逸話の手中にハマると、議論が平行線を辿り、こちらの主張を通せなくなる

 

相手の逸話に対して、こちらの逸話も述べつつ、主張を支える普遍的・科学的な根拠、正当に帰納法を用いるためのデータを提示することが重要。そして、相手の論法が逸話であり、誤った帰納法による主張であることを冷静に伝えることが効果的。

 

 

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